クレーン行動

クレーン行動とは、

例えば、高いところのおもちゃを取る、

オモチャの電源のスイッチを入れるなどの要求をスタッフや大人の手を持ってクレーンの様に代替え行為をする時の行動を言います。

発語がない場合は、取ってほしいのね!

とかスイッチを入れてほしいのねなどと代弁しながら、要求に応えていると発達に応じて

取ってとかスイッチ入れてなどと言えるようになってきます。そしてクレーン行動が減ります。

発達の緩やかなお子さんの場合は、発語の発達も緩やかなのでクレーン行動が続きます。

 

今日のお話のお子さんは、喃語がある程度なのでクレーン行動が多いです。

音のなる玩具が好きなので、スイッチを入れてとクレーン行動で要求したり、高いところにあるものを取ってほしい時には、必ずクレーン行動でした。

音楽が好きで歌を歌うととてもご機嫌になります。耳元で囁く様に歌ってもらうのも好きです。歌を歌いながら関わるととてもよく笑ってくれます。

そんな時、お弁当の日に、食の進みが悪くなりました。口にご飯が入ると歌を即興で歌ってみました。本来なら食事中の歌は・・・なんですが、せっかくのお弁当を食べて欲しくてやってみました。

🎵モグモグ🎶モグモグ🎶美味しいね〜🎶

 

するとニコニコしながら食べてくれます。

一口毎に歌っていると止まっていた食が、進み始めました。そのうちに、私の顔を持って自分の顔に近づけるので、⁉️❓❓

と思っていたら

あ!耳に近づけるようにしてるんだ!

とわかって耳元で歌いました。

何度か繰り返しているうちにお弁当は空っぽ!

ちょっと苦手なブロッコリーが一切れ残っていたので、口に入れるように介助するといつもは吐き出すのに、そのままのペースで完食!

すごいね〜!全部食べたね〜!

と伝えるとニコニコ😊

 

クレーン行動って手だけかと思っていましたが、こんな行動もあるんだな!

と教えてもらいました。

 

(*^_^*)